東南アジアでダイビング

東南アジアのマニアックなダイビングポイントをタイ在住の管理人がお伝えします。



スリランカのダイビングシーズン

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コロンボの沈船ポイント

ダイバーの天国、スリランカ

インドの南東、赤道近くに位置するスリランカは、北海道より一回り小さな島です。その周囲には、美しい珊瑚礁や、200隻を超える沈没船、色とりどりの魚たちなど、多くの見どころがあります。

年間を通して気温の変化はあまりなく、沿岸部のコロンボは平均30度ほどです。一方で、モンスーンの影響から雨期・乾期があるため、海のコンディションは時期により変わります。

それでも、1、2月は南西部、2、3月は南部、3、4月は南東部、3~9月は北東部、11~3月は北東部と、ほぼ常にどこかの地域がシーズンを迎えるスリランカは、1年中いつ行ってもダイビングができるので、ダイバーの天国とも呼ばれます。

ただ、シーズンオフの町では、よほど海の条件が揃わなければ船を出してくれない、あるいはショップがほかに移動してしまっているということがあるので、注意が必要です。

スリランカでのダイビングの計画は、行きたいサイトのシーズンのチェックから始めましょう。

おすすめの町のシーズン

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スリランカは1年中どこかで潜れる

ヒッカドゥワ(11~4月)

スリランカでダイビングと言えばここ。流れが緩やかで、初心者でも楽しめる珊瑚礁があります。中級者以上なら沈没船も見に行けます。

コロンボ(11~4月) 

大都市コロンボにダイビングのイメージはあまりありませんが、船で45分ほど出た沖に珊瑚礁や多くの沈没船があり、ダイビングサイトは豊富です。中上級者向け。

トリンコマリー(5~9月)

2009年まで26年続いた内戦のあいだ放置されていたことから、自然のままに保存された海があります。海洋公園に指定された地域も。

カルピティア(12~3月)

トリンコマリーと同じ理由で、自然のままに保存されている海があります。スリランカで最も美しい珊瑚礁があるとの評判です。

バッティカロア(4~10月)

第二次大戦中に日本軍が沈めたイギリスの英空母「ハーミス」が沈んでいます。ただし、50m以上潜る必要があります。

ティオマン島のダイビングサイト

今回はティオマン島の主要なダイビングサイトをご紹介します。

southeast-asia-de-diving.hatenablog.com

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ティオマン島は初心者から上級者まで楽しめるサイトが多くあるので、ダイバーであれば誰でも楽しむことができます。

チュベ島のようなワイドを期待できるダイブサイトもありますが、基本的にマクロを楽しむダイブサイトが多く、特にウミウシは種類が豊富なのでおススメです。

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上を見上げれと透明度を実感できる

Chebeh(チェベ島)

美しいサンゴ礁と巨大な火山岩が織りなす美しい景色が目を引きます。大物が見られるスポットで、運が良いとジンベイザメやマンタが見られるかもしれません。また、火山岩で形成されたトンネルをくぐることができます。

Tiger Reef(タイガーリーフ)

カラフルなソフトサンゴ、ハードサンゴや海綿動物が多く群生しており、水中庭園の様相を呈しています。サビウツボやイエローテイルバラクーダ、アオマダラエイ等を見ることができますが、やはりここのオススメはウミウシやエビ等のマクロです。

セスジミノウミウシ、ブチウミウシ、アカフチリュウグウウミウシ、シンデレラウミウシなど数十種類のウミウシを見ることができます。

このダイビングサイトは時々、潮の流れが速くなることがあるので注意してください。

Sawadee / Sipadan Wreck(サワディー・シパダンレック)

沈船ポイントです。2012年に元海軍の船体を沈めて人工リーフを創り出しました。ロープを伝って一気に深くまで潜って行くと、濃い色の海の中に突然鉄製の沈船が現れます。沈船の周りにはバラクーダやミノカサゴがおり、沈船内には巨大なハタが隠れています。

このダイビングサイトはナイトダイブにもお奨めです。

ティオマン島のダイビング情報

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ティオマン島の海

前回までティオマ島への行き方を紹介してきました。

southeast-asia-de-diving.hatenablog.com

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今回はダイビング情報をご紹介します。

マクロからワイドまでOK

ティオマン島でのダイビングは、マクロの世界を楽しむには持って来いのダイビングサイトが多いです。特にウミウシの種類は豊富で、多彩な色の綺麗なウミウシはまるで海中に咲く花のようです。大物はウミガメやウツボ等、季節によってはジンベイザメやマンタに会えることもあります。また沈船ポイントもあり、初心者から上級者まで楽しめる所です。

ベストシーズ

モンスーンの影響で波が高く、海の透明度が落ちる11月~2月はティオマン島でダイビングができません。ダイビングのできる期間は毎年3月~10月までの間に限られますので、旅の計画を練る際は注意してください。

料金

ダイビング料金は機材のレンタル費用込みで1ダイブあたり130.00RM程度(日本円で約3300円)です。一昔前は東南アジアで潜ると一本2000円とかでしたが、近年タイやフィリピンでも1本あたり3000円~4000円しますので、まぁだ妥当な料金かな・・・・っと個人的には思います。

ギリ3島(インドネシア)やタオ島(タイ)と違い、ティオマン島一島統一価格ではありません。少しでも安く潜りたい人は、現地のダイビングショップをいくつか回ると良いでしょう(外資系のダイビングショップが安いケースがほとんどなので、外資系のダイビングショップを中心に回りましょう)。

日本人経営のダイビングショップ

ティオマン島のABC村に、日本人夫婦が経営するダイブショップ「BLUEHEAVEN DIVERS」というダイビングショップがあります。ブリーフィングやログ付けを日本語でやりたい方は利用すると良いでしょう。

また、BLUEHEAVEN DIVERSのHPにはティオマン島に関する情報が豊富に紹介されており、宿泊先の手配も可能です。ティオマン島でダイビングを考えている方は一読すると良いでしょう。

www.blueheavendivers.com

ティオマン島への行き方詳細(フェリー乗り場~ティオマン島)

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メルシン港

前回の続きです。

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2種類のチケットを購入する必要あり

メルシン港~ティオマン島のフェリーは、Bluewater Express社により運行されています。ティオマン島には停泊する桟橋がいくつかありますので、フェリーチケット購入前にどこの桟橋で降りるのか確認しておきましょう。

フェリーチケットはBluewater Express社のカウンターで購入でき、運賃は片道35.00RM(日本円で約900円)です。フェリーチケット購入時、近くのカウンターで氏名とパスポート番号を記帳に記入する必要がありますので注意してください。

また、ティオマン島海洋公園・海洋保護区に指定されているため入園料が必要となります。 別のカウンターで「海洋公園費」のチケット30.00RM(日本円で約800円)を購入してください。

このようにティオマン島へ行くためには「フェリーチケット」「入園チケット」の2種類のチケットが必要となります。

午前発がおすすめ

時期によりフェリーの便数は変わりますが、スキューバダイビングのできるシーズンでは、おおよそ1日3~4便です。

しかし、潮の満ち引きや雨量により港に船が入れないことがあるため、出港時間が正確に決まっていません。また出港時間が決まっても時間通りに船が来ないことも多々あります。このため時間に余裕を持って移動の計画を立ててください。

個人的には時間の融通の利く、午前中にメルシンを出発するのをおすすめします。

フェリー乗り場で待機し、フェリーが到着したら乗船となります。メルシン港からティオマン島の最初の桟橋まで約1時間半です。

乗船時に下船する桟橋をフェリーのスタッフから確認されますが、忘れられることもあります。海外では自己責任が当たり前なので、乗船前に下船する桟橋を必ず確認して降りるようにしましょう。

ティオマン島への行き方詳細(クアラルンプール~フェリー乗り場)

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ティオマン島のビーチ

日本からティオマン島へ向かう場合、クアラルンプール経由で行く人が多いと思うので、今回はクアラルンプールからティオマン島への詳細な行き方を紹介します。

前回の記事で書いた通り、ざっくりとした行き方は↓です。

日本→クアラルンプール( or シンガポール)→メルシン港→ティオマン島

southeast-asia-de-diving.hatenablog.com

まずはバスターミナルへ

クアラルンプール国際空港(Kuala Lumpur International Airport、通称KLIA)からメルシン港へ直接アクセスできる公共交通機関がないため、まずは市内にあるバスターミナルへ向かいます。

海外で長距離バスは苦手と言う方は、もちろん長距離タクシーでメルシンまで行くこともできますが、料金は都度交渉となります。

バスターミナルはBandar Tasek Selatan(バンダル・タシッ・スラタン)駅にあるので、空港からこの駅まで鉄道で移動します。

電車は約15~30分間隔で運行しており、空港からBandar Tasek Selatan駅へは約30分で到着します。運賃は片道38.40RM(日本円で約1000円)です。

マレーシア鉄道のウェブサイト www.kliaekspres.com

Bandar Tasek Selatan駅とバスターミナルは隣接していますので、徒歩でも数分程度で到着します。

バスを降りたら徒歩でフェリー乗り場へ

メルシン港行きのバスは複数のバス会社が運行しています。メルシンまでの運賃は片道33.00RM~41.50RM(日本円で約1000円)です。

TRANSNASIONAL社が運行しているバスは約4時間毎にメルシン行きが出発しています。 バスの情報は通称TBSと呼ばれるTerminal Unified Southにあるので、詳細な時刻表を知りたい人は直接ウェブサイトを確認しましょう。

TBSのウェブサイト https://www.tbsbts.com.my/www.tbsbts.com.my

クアラルンプールのバスターミナルからメルシンのバスターミナルまでの所要時間は約6時間です。なかなかの長旅になるのでトイレはしっかり済ませておきましょう(*´ω`)

ちなみに管理人がよく言っているタイのタオ島は、カオサン通りからタオ島の入り口であるChumponまで7時間のバス移動です。

それ比べたら6時間なんて平気(・∀・)<イケル

・・・・

・・・・

・・・・嘘です、やっぱり6時間のバス移動は普通につらいですorz

バスが到着するメルシンのバスターミナルはメルシン港から少し離れているため、降りたら徒歩かタクシーでフェリー乗り場に向かってください。徒歩でも15分程度の距離ですので、大きな器材を持っていないのであれば徒歩でも十分いけます。

管理人はこのような場合は徒歩一択です(節約命!)

ここまで来れば後はフェリーに乗るだけです。