東南アジアでダイビング

東南アジアのマニアックなダイビングポイントをタイ在住の管理人がお伝えします。



バンコクの女性はロマンティックで修理??

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おはようございます。 「東南アジアでダイビングの管理人」です。

以下の記事を見つけたでので、本日は久しぶりにダイビング事故について考えてみたいと思います。

【衝撃事件の核心】ボンベ使い回しのダイビングツアーで「花嫁」は“殺された” http://www.iza.ne.jp/smp/kiji/events/news/140813/evt14081309410004-s.html

まずこの記事を読んで感じたのは、ガイドに対する憤りです。 ダイビングは自己責任な部分がありますが、バディチェックだけでなく、ダイビング中もケアして(注意を払っていない)いないのはありえないです。 被害者はライセンス取立ての初心者なので、バルブの開け忘れなどがあることは容易に想像できます。

バルブを開け忘れる人は結構多い

管理人はタイのタオ島でダイブマスタートレーニング(DMT)をしたことがあります。 トレーニングの一環として、実際にお客さんの手伝いも行います。 通常のダイバーだとあまり感じませんが、バルブの開け忘れるダイバーはびっくりするぐらい多かったです。

しかし、例えバルブを開け忘れたとしても、バディチェックをちゃんとやればそのようなミスは100%排除できます。 そのためのバディチェックなのですから。

ライセンス取立ての初心者の場合、バディチェックを全てできない場合が多いです。 それを補うために、ガイドが適切にアドバイスをして、確実にバディチェックを行うべきなのです。

B・W・R・A・F

これを見て全てすぐに何のことか分かった人は、安全なダイバーと言えることでしょう。 逆に分からなかった人は、事故予備軍ダイバーなので気をつけてください。 上記のアルファベットはバディチェックでチェックすべき項目です。

B   BCD W   Weight R   Release A   Air&Tank F   Final Check

しかし、これって覚えにくいですよね? そこで管理人がタイにいる時に教わった覚え方を紹介したいと思います。 それは、

バンコク ウーマン ロマンティック アンド ファン(Bangkok Woman Romantic And Fun)」

です。

さらに、管理人はさらにアレンジして、以下で覚えています。

バンコク ウーマン ロマンティック アンド フィックス(Bangkok Woman Romantic And Fixed)」

最後だけが違います。 Fixという英語には、修理という意味があります。 つまり、全体の意味としては、バンコクの女性はロマンティックで(ちん○んを)修理している」という意味です。 この方法でバディチェックを教えると、B・W・R・A・Fをほぼ100%の人が覚えてくれます(;^ω^)

しかし、こんな冗談でダイバーの安全が確保されるのであれば、とても良いことだと思います。

 

海外でのダイビングは安全?

引き続きリンク先の文章を引用します。

ガイドの基本ルールの無視はこれだけにとどまらなかった。空気ボンベは1回のダイビングが終わるごとに取り換えるのが普通だが、この日の参加者全員が1回目に使ったボンベを2回目も使い回していた。

これはもうありえないです。 想像するにハウスリーフでの極浅ダイビングだったということでしょうか? それ以外でタンクを取り換えずに、2回目のダイビングを行うことは無理だと思います。

管理人の経験本数は500本以上あります。 しかし、このうち日本でダイビングしたのは2本だけで、残りは海外(特に東南アジア)です。 そんな管理人ですが、タンクの使いまわしの経験なんてしたことはありません。

海外でのダイビングは、日本に比べてダイバーに多くの裁量を与えています。 「ガイドなしでダイビングしてもダイビングしても良い」などが良い例です。 しかし、その分抑えるところは抑えています。

・バディと必ずダイビングすること(単独ダイビング禁止) ・バディは必ず近くにいること ・ダイビングコンピュータ必須 ・バディチェックの徹底

海外でのダイビングは、日本に比べると安全面で不安・・・・というダイバーは多いですが、 全然そんなことはありません。 日本と同様に安全です。 むしろ「バディは必ず近くにいること」などは、海外の方がうるさく言われるかもしれません。 (欧米系のダイビングショップで、よく管理人も言われました(;^ω^))

いずれにせよ、安全にダイビングできるか・できないかの最終決定権を持っているのは、ダイバー自身です。 バディチェックや中性浮力、深度管理など、ダイバーとして確実にスキルを延ばして行って下さい。