東南アジアでダイビング

東南アジアのマニアックなダイビングポイントをタイ在住の管理人がお伝えします。



世界でダイビングするにあたり持っておくべきラインセンス

管理人はPADIダイブマスターのライセンスを持っています。 先日、昔からの友人から以下のような質問を受けました。

今後、世界の海でダイビングしようと考えているんだけど、アドバンス(オープンウォーター)で良いかな?

この手の質問は、これまでに何度か受けたことがあります。 「世界の海」が「オーストラリア」だったり「カリブ海」だったりと、人により言い方が異なります。 管理人はこのような質問に対して、いつも同じ回答をしています。

お奨めはレスキュー、理想を言えばダイブマスター。

今日はこのように回答する理由を紹介したいと思います。

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管理人が受けたレスキューダイバーコースのスケジュール

なぜレスキューをお奨めするのか??

一言で言ってしまえば、ルフレスキューを確実に身につけることができるからです。

レスキューダイバーコースと聞くと、多く人は他人を助けるスキルを学ぶコースを思い浮かべるかもしれません。 確かに疲労ダイバーやパニックダイバーなど、他人を助ける方法も学ぶのですが、レスキューダイバーコースでは自分自身を助けるスキルも学びます。

自分自身を助けるスキル・・・・・・・それがルフレスキュースキルです。

潜る地域が変われば色々なトラブルに遭遇します。 また歳を取ると共に若い頃は経験しなかったトラブルにも遭遇します。

管理人が経験したトラブル

これまでに管理人が遭遇したダイビングトラブルの例を紹介したいと思います。

  • 足がつった(これは最近よく起きる)
  • サイナスで頭痛(去年初めて経験)
  • ガンガゼに足を突っ込んだ(痛い!)
  • ダイコンがDECOになった(深度管理できてなかった・・)
  • カレントが突然逆になった(モルディブで初めて経験)
  • エントリーしたら強いカレントで流された(タイのパタヤはまじカオス)
  • ロストされた
  • エントリーしたらタンクベルトがタンクからはずれた(古めのレンタル器材だった・・)
  • ダイビング中にダイコンが壊れた(バッテリー切れ) などなど

他にも色々経験しました。 この中でも印象深いトラブルを1つだけ紹介します。

ロストされた 管理人はこれまで3回ほどロストされたことがあります。その中でもタイのサメット島でロストされた時の出来事が印象的です。 通常ロストが起きるのは一人のガイドに対して、5人など複数ダイバーがいる時に起きやすいものです。 しかし、サメット島でロストされた時の状況は、

ガイド1人にダイバー1人(管理人)

もうね、、、 なんでこの状況でロストするねん!ってツッコミたくなりましたよ(笑) このロストが起きてしまった原因は2つあります。

  1. ガイドがダイバーにほとんど注意していなかった
  2. 管理人がカメラに夢中になっていた

日本とは違い海外のガイドの中には、本当に適当にガイドする人がいます。 そんなガイドと潜ると簡単にロストされるので気をつけてください。

結局この時は1分間ルールで浮上して、水面ですぐに会うことができました。

経験を積んだ後はよりセルフレスキューを理解できる

上述したトラブルおよびその解決方法は、レスキューダイバーコースの中で学ぶことができます。 正確に言えばオープンウォータでも学んでいるはずですが、ほとんど覚えていないのではないでしょうか?

しかし、ある程度のダイビング本数を経験した後に、セルフレスキューを学ぶと本当に驚くほど頭に入ります。 これは過去の経験に照らし合わせてイメージ&考えられるからだと、管理人は思っています。 そして、一度頭に入ったこれらのセルフレスキューのスキルは、それ以降のダイビングでも廃ることはありません。

世界で潜る=色々なトラブルに遭遇する可能性が高くなります。 ダイビングにおいて何よりも大切なのは、あなたの命に他なりません。 自分の命を守るために、いかにセルフレスキューを習得するかが重要になるのです。

レスキューダイバーコースを受ければ、セルフレスキューを確実に身に付けることができます。 だから、管理人はレスキューをお奨めしているのです。

次回、ダイブマスターを理想と言っている理由。