東南アジアでダイビング

東南アジアのマニアックなダイビングポイントをタイ在住の管理人がお伝えします。



アポ島のダイビングサイト紹介~カティパナン(Katipanan)、ロックポイントウェスト(Rock Point West)~

前回に続きアポ島のダイビングサイトを紹介していきます。

southeast-asia-de-diving.hatenablog.com

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カティパナン(Katipanan)

島の南東に位置するダイビングポイントです。潮流は穏やかで、初心者向けのポイントではありますが、アポ島でおススメしたいダイビングポイントの1つです。

というのも、海洋保護区であるアポ島周辺にはサンゴの群生が多くみられるのですが、ここはとりわけ壮大なコーラルガーデンが広がっているのです。

エントリー直後のエリアは、水深5mから24mにかけてなだらかなスロープ状の地形になっており、一面がハードコーラルに覆われています。水深7~8mのラインがとりわけ美しく、巨大なサンゴの群生についているおびただしい数のハナダイやスズメダイの仲間が織りなす水中風景は圧巻です。

ウミガメも多く生息し、必ずと言っていいほど出会うことができます(*´ω`)<カメェー

運が良ければ、このエリアでコウイカやサメを見ることができます。また、信じられないほど大きなイソギンチャクもあり、クマノミたちの住処となっています。砂地のエリアでは、ゴールドスペックジョーフィッシュやクロユリハゼのコロニー、ウミウシを見ることができます。

カティパナン(Katipanan)は水中生物も多く、まさに絶景。アポ島でダイビングをする際には、ぜひリクエストしてみてください。

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クロユリハゼ

ロックポイントウェスト(Rock Point West)

島の最南端に位置するポイントです。時々潮流が発生するものの、簡単に潮流にのることができるので、ビギナーダイバーでも楽しめます。

水底の平地に続く急なスロープ状の地形が特徴です。潮流によって、西側に向かうダイビングをする場合と、東側へのダイビングを行う場合があり、東西で違った水中風景が広がっています。

西側、東側ともにマクロ派にもワイド派にも人気のあるポイントです。

西側

ソフトコーラルに覆われたスロープは水深7mあたりから始まり、30mほどの深さまで落ち込んでいます。浅場のエリアにはゴージャスなソフトコーラルの森が広がっていて、見たことがないくらい健康で、大きなサンゴを目の当たりにすることができます。

また、それらのソフトコーラルタイマイの好物なので、ここでのダイビングではタイマイと会うチャンスが沢山あります。他には、カイメンの上に乗っている大型のカエルアンコウや、熱帯のサンゴ礁に生息するカラフルな魚たち、多種のウミウシやヒラムシを見ることができます。

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大型のカエルアンコウ

東側

5mから18m付近に、南東から延びる美しいユビサンゴの大群生があり、コショウダイの幼魚やウミヘビ、カメ、二枚貝を見ることができます。

深場では、壮大なハードコーラルやスポンジ状のカイメンがあり、キツネフエフキのような大型の魚が通り過ぎるのを見ることができます。運が良ければ、ウミガメやアジの群れ、稀にマンタに遭遇することもあります。