東南アジアでダイビング

東南アジアのマニアックなダイビングポイントをタイ在住の管理人がお伝えします。



海外ダイビングインストラクターの現実

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このブログ読んでいる方はダイビングが好きな方がほとんどだと思います。中には将来海外でダイビングインストラクターを目指しているいる読者さんもいるかも知れません。

ちょっと待ってください!!

海外ダイビングインストラクターって素敵な響きでとてもかっこいい夢のように見えますが、ちゃんと現実を知った上でその夢を目指そうとしていますか?

先日、Twitterでとても参考になる記事を見つけたので紹介したいと思います。こちらの方はタイでダイビングインストラクターをしていたそうで、その時の待遇面や費用面について記事にされています。

sakaheyblog.com

月収15万円で頭打ち

記事にあると通り最初はインターン・修行ということで無償で働くのがこの世界です。実際、管理人もダイブマスターのライセンスを取った時はタオ島で無償で働いてました(笑)

インターン・修行期間が完了するとお給料をお店から貰えるわけですが、

月収15万円で頭打ちorz

高卒の給料か!っとツッコミたくなりますが、タイバーツに換算すると5万バーツになりタイの大卒の初任給が1.5万~2.5万ばーつと言われていますので、一般タイ人よりは多く貰えていることになります。

昇給しない

サラリーマンなら毎年少しずつ昇給していきますが、個人事業主に近い海外ダイビングインストラクターは昇給などありません。(独立でもしない限り)月収15円なら何年経っても、何歳になっても同じ給料なのです、

40歳になっても月収15万円って、あなたは我慢できますか?

一人ならなんとかなる

タイの物価はタイ全体で見ると日本より安いのですが、(インストラクターの仕事がたくさんある)プーケットタオ島は物価がやや高めです。これらのリゾート地の物価は少なくともバンコクの1.2倍~1.5倍くらいします。

バンコクに住んでいるタイ人は、月収2.5万バーツでも普通に生活できているので、いくら物価が高いとは言え、倍の金額(15万円、5万THB)を貰えるのであれば十分にプーケットタオ島で生活していくことができます。

一人ならね・・・(´・ω・`)<ナントカナルヨ

そう、あくまでも一人で生活するならです。結婚しても夫婦共働きなら大丈夫ですが、専業主婦はかなり厳しいでしょう。さらに子供ができたとなればこの金額(15万円、5万THB)で生活するにはかなり切り詰めた生活が強いられることになります。

あなたは子供にそんな思いをさせてでも、ダイビングインストラクターをしたいですか?

夢と現実は違う

今回はタイでダイビングインストラクターをする場合の例を紹介しましたが、他の多くの国でもどうような状況です。 実際に海外ダイビングインストラクターになってみたものの、

  • いつまで経っても月収があがらない
  • 家庭を持つことが難しい

このような現実を突きつけられ、ダイビングインストラクターの職から身を引く人が圧倒的に多いです。 20代で身を引いた人ならまだ良いのですが、30代や40代で身を引いて日本に帰った人は悲惨ですよー。 ダイビング以外にアピールできるスキルもないので、就職する会社がどうしても限られてしまうのです。

海外のリゾート地でダイビングをして、さらにお金をもらって生活できるなんて最高じゃん!

という甘い夢を見て海外ダイビングインストラクターを目指している人はもう一度よく考えてください。

現実は厳しいですよ(;゚Д゚)<ツライヨ