東南アジアでダイビング

東南アジアのマニアックなダイビングポイントをタイ在住の管理人がお伝えします。



アポ島のダイビングサイト紹介~バルアルテ (Baluarte)、チャペルポイント(Chapel Point)~

前回に続きアポ島のダイビングサイトを紹介します。

southeast-asia-de-diving.hatenablog.com

バルアルテ (Baluarte)

バルアルテは、水底の砂地からあふれ出るキラキラした泡を見ることができるなど、島の火山が作り出したユニークな水中風景を楽しむことができるダイビングポイントです。

このエリアの地形は変化に富んでおり、潮流もほとんど無いためビギナーやフォト派ダイバーにおススメです。

エントリーするエリアには、なだらかなスロープ状の地形が広がっていて、真っ白な砂地に様々な種類のハードコーラルが一面に点在しています。

豊かで美しいサンゴに、スズメダイやカラフルなベラの仲間、パープルビュ-ティやローランドダムゼルなどが群れ、とても美しい水中の楽園を創り出しています。

f:id:kaigai-life:20190413141856j:plain
パープルビューティ

f:id:kaigai-life:20190413141959j:plain
ローランドダムゼル

また、水中生物も多く生息し、小さなウミウシクマノミ、ハゼなどのマクロ生物から、アオウミガメ、サメ、アジの群れ、バンプヘッドパロットフィッシュといった中型の魚や群れなどに出会うことができます。

f:id:kaigai-life:20190413142417j:plain
バンプヘッドパロットフィッシュ

のんびりと魚やコーラル畑を眺めて癒されるもよし、美しい水中風景や独特の景観をじっくり撮影するもよし。このポイントは楽園のような景観で、幸せなダイビングタイムとなること間違いなしです。

チャペルポイント(Chapel Point)

メインの船着き場の右側にあるポイントで、アポ島にある唯一の教会の近くにあることからこの名がつけられました。流れもなく、穏やかなためビギナー向けのポイントです。

北側のドロップオフから南のリーフ地帯に向かって壁を沿うように泳ぐダイビングスタイル(ウォールダイビング)になります。

ドロップオフにある小さなケーブではニチリンダテハゼやハナヒゲウツボといった人気の魚を見ることができ、さらに水深18mあたりにある洞窟では、カエルアンコウや捕食者から身を隠すイワシの群れに出会えることが多いです。

この洞窟はとても良い写真スポットにもなっており、天井からぶら下がるカラフルなソフトコーラル、入口付近で身を乗り出しているホホスジタルミを見ることができます。

f:id:kaigai-life:20190413144359j:plain
ホホスジタルミ

ダイビング中盤には砂地とコーラルに覆われた緩やかなスロープが現れます。そこにはカラフルな管状の海藻や指状のカイメンが、ゴルゴニアンシーフィンと共に壁を覆う印象的な景観となっています。

砂地の一角ではセイルフィン・シュリンプゴビーや餌を求めて潜むハナヒゲウツボ、次の獲物を狙うカスミアジや獲物を飲み込んだ直後のウミヘビ、大きなアオウミガメなどに出会うことができます。

南のサンゴエリアではスプリンガーダムゼルなどスズメダイの仲間を多く見ることができます。とりわけ安全停止ラインの水深5mのリーフトップには美しいコーラルガーデンが広がっていて、サンゴと魚の楽園のような空間になっています。