トリンコマリーのダイビングサイト
魅力いっぱいのトリンコマリーの海
近年、観光地として注目を集めるようになったトリンコマリー。内戦の影響で、2009年まではほとんど観光客が訪れていなかったので、美しい珊瑚礁がそのまま残されています。海の透明度と、2003年に国立海洋公園に指定され珊瑚礁に囲まれたピジョンアイランドが有名です。
トリンコマリーへの行き方は以下の記事を参照ください。
southeast-asia-de-diving.hatenablog.com
またトリンコマリーはコロンボと同じく、天然の良港を持ち、古くからさまざまな船が寄港してきたため、沈没船もいくつかあります。
内戦終結後は国の肝いりで観光業に力を入れ、ホテルなども多く建って宿泊施設は充実しています。さらに、スリランカで唯一、減圧チャンバーがある場所でもあります。
多くのポイントはボートで20~40分です。そのうちのいくつかご紹介します。
スワミロック周辺
紀元前からあると言われるヒンドゥー教の寺院、コネスヴァラム寺院が半島の先端に建っており、そのすぐそばにあるポイントです。水深5~20mで、さまざまな魚や珊瑚礁のほかに、1624年に寺院がポルトガルに破壊されたときに海に放棄されたヒンドゥー教の神像(本物は回収され、その後設置されたレプリカ)も見ることができます。
ピジョンアイランド周辺
岸から2kmにある島の周囲に、ポイントがいくつもあります。水深5~12mで、この島が国立海洋公園に指定された理由でもある、100種以上の珊瑚礁と300種以上の熱帯魚、ウミガメなどに出会えます。
バタフライロック
水深3~12mで、たくさんの魚をはじめ、イカやウナギなどのさまざまな海洋生物に出会えます。
ホワイトロック
ピジョンアイランドの近くにあり、さまざまな種類の珊瑚や珊瑚礁にすむ魚が見られます。水深は10mです。
イララキャンディ
水深3~12mに沈没船があります。いつ沈んだ何の船なのか分かっていませんが、さまざまな珊瑚や魚の住処になっています。
ナイフロック
ピジョンアイランドの南にあります。水深15mにしては薄暗く、神秘的な雰囲気です。
第二次大戦の航空機
水深24mに、第二次大戦で戦って墜落した日本の零戦、または、その零戦が撃ち落としたイギリスのホーカー・ハリケーンのどちらかと思われる航空機が沈んでいます。
ここは、スリランカ海軍が運営するソーバー・アイランド・リゾートからのみアクセスできるポイントです。このほかにも、同リゾートを通さなければアクセスできない歴史的なダイビングポイントがいくつかあります。