ラジャアンパットへの行き方
秘境ラジャアンパット
ラジャアンパットはインドネシアの東端に位置しており、近年「秘境」としてダイバーを中心に注目を浴びています。
リゾートステイで付近のダイビングポイントを潜るのもよし、クルーズで縦横無尽にラジャアンパットの海を堪能するもよし。
カラフルで、生命力溢れるラジャアンパットの海。マクロ派もワイド派も、存分に楽しめる海が広がっています。 まずは、ラジャアンパットへの行き方をご紹介します!
ガルーダインドネシア航空が便利
日本からラジャアンパットへ行く方法はいくつかありますが、最も分かりやすいのは、成田空港または関西空港からガルーダインドネシア航空でジャカルタまで行き、そこから港のあるソロンまで国内線で向かうという方法。
ただし、ジャカルターソロンの便は少ないので、「ジャカルタ-マカッサル-ソロン」のようにインドネシア国内線を乗り継いで向かうことも多いです。
※
「長時間のフライトは、日本人の客室乗務員がいた方が安心」という人は羽田空港から全日空(ANA)でジャカルタに飛ぶという方法もおススメです。
ソロンまでの所要時間
日本を出発し、ジャカルタを経由してソロンまで行く場合の所要時間は、トランジットの時間を含めて約20時間です。シンガポールやオーストラリアを経由してジャカルタまで行く方法もありますが、更に時間がかかります。
マイレージカードや旅程と相談しながら、どの経路で向かうのかを決めると良いでしょう。
「秘境」と言われるだけあって、長時間の移動になりますが、ラジャアンパットの海にはそれだけかけていくだけの価値がありますので、是非とも行ってみましょう!
最近Facebookを通してタオ島に関する質問をよく頂きます
どうやらタオ島のダイビングに関する情報を調べていて、このホームページ「東南アジアでダイビング」に辿り着く人が多いようです。
そのような方からFacebookを通して質問も良く受け取るのですが、だいたい皆さんが知りたいことは同じなので、今日は参考までにどんな質問が多いのかご紹介しようと思います。
※最後にも書いていますが、質問は大歓迎なのでお気軽にご連絡ください
2018/10/2
来年GWにタオ島でのダイビングを計画してまして、ネットで調べているうちに
このF/Bでタオ島の達人を見つけて登録させて頂きました。
シミランクルーズは何度か行ったのですが、タオ島でのダイビングは今回が初めてで、F/Bでも過去記事を拝見しましたが、
改めて最近のダイビングショップとホテルについて感想をお聞きしたくご連絡しました。
ツアー会社を通してビッグブルー/シンプルライフリゾートで8日間の日程で予約したのですが、
すでにビッグブルーは予約で満席となっていたのでキャンセル待ちをしつつ、
バンズダイビングサービス/併設のホテル・スーペリアルームで抑えました。
ホテルについては、ネットで見る限りバンズ併設で全く問題ない(むしろこちらのほうが良い)かと思っています。
わからないのが、ダイビングショップのほうで、船はビッグブルーは大きくて遠征するにも良さそうですが
リピータで予約がいっぱいとのことで混雑具合もすごいとの評判と、ダイビングスタイルが気になるところです。
自分は、ワイドフォト派(マクロあまり興味なし)でして、チュンポンピナクル、サウスウェスト、セイルロック等
ワイドポイントに行ければ満足です。こちらの過去記事を拝見しましたところ、バンズでも外洋ポイントに行っていたようですので、
ポイントは大丈夫かと思いますが、ポイントまでの船の大きさや船内の様子、イントラの方の対応など、どうのような感じでしょうか?
特に急いではいませんので、お手隙の際にご教示頂ければと思います。
よろしくお願いいたします。(長文で失礼しました)
タオ島の達人の称号あっざーす!!
どのように回答したのか、ひとつずつ紹介していきますね。
ビッグブルーについて
以下のように回答しました。
ビッグブルーは老舗のダイブショップで常連客も多いので、今からの予約では来年のGWは難しいかもしれません。 タオ島のダイビングショップ御三家は
ですが、どれも年明け早々にGWの予約は埋まってしまうところが多いです
GWやお盆などのハイシーズンは、どこも予約が早めに埋まってしまうので注意してください。
船について
以下、回答です。
上記に列挙したダイブショップはいずれも同じくらいの大きさの船になります。また、内装やサービスに差はありません。 どのショップも外洋に毎日行くスケジュールとなっていますので、ビッグブルーに拘る必要はないと思います。
正直、船はどこも同じです。
イントラについて
以下、回答です。
イントラについては好き嫌いがあるので、一概に言えませんが、少なくともビッグブルーとバンズはイントラの質は良いと思っています。
ビッグブルーは老舗だけあって、色々な人に対応できるイントラがそろっています。
- バンズ
バンズの日本人チームのトップの方も、人柄的にもイントラ的にもとても安心できる方です。 彼はタイで片手ほどしかいない日本人コースディレクターの一人であり、ガイド&イントラの腕は間違いないです。
基本的にビッグブルーとバンズをお奨めしています。ただ最近は施設設備が若干豊富なバンズを管理人はよく使っています。
southeast-asia-de-diving.hatenablog.com
southeast-asia-de-diving.hatenablog.com
ツアー会社について
以下、回答です。
今回ツアー会社を使用とのことですが、8日間という長い日程ということもあり、 コスパを考えると格安航空券とホテルを自分で手配した方が安いと思います。
管理人はいつも航空券やホテルなどは個人手配しているので、目から鱗だったのですが、
ツアーでタオ島に来る人多すぎ(;´∀`)<オオイ
そんな人たちに一言いいたい!
ツアー会社なんて使うなwww
- ホテル
- ダイビング
- 航空券
例えば上記を個人手配なら15万円で済むところを、ツアー会社通すと30万円とかになります。どっちがお得か明白ですよね?よほどの離島ではない限りツアー会社なんて使うのは絶対にやめた方が良いです。
最後に
タオ島について分からないことあればFacebookを通してお気軽にメッセージください。タオ島の達人の称号をもらった管理人が誠心誠意回答させて頂きます!
リロアンでのダイビングの魅力
海の生き物の宝庫となっているリロアン。 今回は、そんなリロアンの魅力についてご紹介します!
リロアンってどんな海?
「リロアン」とは現地の言葉で「渦の巻く場所」という意味です。東西からの潮がぶつかる場所で、たくさんの生き物たちを育むとても豊かな海です。名前だけを見ると、潮の入り組んだ難しい海をイメージするかもしれませんが、ダイビングエリアは穏やかそのもの。
なかには複雑な潮が入り組んだ海域もありますが、ダイビングで潜るポイントは潮流の影響を受けないので、安全に、のんびりと潜ることができます。リロアンエリアのショップを利用すると、ポイントまでほんの数分で到着するので船酔いの心配もありません。
リロアンの海は一年を通じて温暖で、多くのダイバーたちが1年を通してこの地を訪れています。
日本とフィリピンの良いところ取り
日本人の旅行者も多いため、日本語でブリーフィングをしたり、水中生物を紹介する際にスレートで日本語を書いたりすることができる現地人ガイドも少なくありません。
フィリピンなので、ダイビングスタイルはもちろん至れり尽くせりの「お殿様/お姫様ダイビング」。器材のセッティングはスタッフが全て済ませてくれるほか、器材の脱着のお手伝いもしてくれます。「海外でのダイビングが初めて。」という人も安心ですね。
フォト派ダイバーの聖地
リロアンは「マクロ天国」と称されるだけあって、 映画をきっかけに人気者になったカクレクマノミや「海の宝石」といわれるウミウシ、愛嬌のある顔がかわいいカエルアンコウといった小さな生き物たちがたくさん生息しています。
そのカラフルな水中景観と豊かな生物で、リロアンはフォト派のダイバーの聖地となっています。
水深の浅いコーラルガーデンから少し深場のオーバーハングなど、いたるところに生物がいるので、マクロ好きのベテランフォト派ダイバーはもちろん、「かわいいマクロは大好きだけど、自分ではなかなか見つけられない。」「写真をゆっくり撮りたいけど、エアの消費や窒素が気になる…。」という人も安心して楽しめます!
また、現地のガイドは非常に目が良く、(一見ゴミにしか見えないような)わずか数ミリのヒトデカクレエビやムチカラマツエビなどのレアな生物を紹介してくれます。教えてもらった生き物にそっとライトを当ててみると・・・・
それらがとてもカラフルなことに驚きます(;゚Д゚)<シキサイヤバイ
リロアンを初めて訪れたダイバーは、「色とりどりのウミシダ」や「ふわふわのソフトコーラル」など、リロアンの生物の生息環境そのものが色彩色豊かであることに驚かされることでしょう。
水中カメラを持っていこう
FacebookやInstagramなどのSNSを見ると、たくさんの人がリロアンで、カラフルでかわいいマクロ写真をアップしています。一眼レフなど高性能なカメラはもちろん、最近ではコンパクトデジカメでもマクロモードや顕微鏡モードといった小さな被写体を綺麗に写せるものが増えています。
フォト派ダイバーの聖地と言われているリロアンに、カメラを持って行かない手はありません。ビギナーでも存分に楽しむことができますので、必ず水中カメラを持って行きましょう。
リロアンへの行き方
リロアンはセブ島の最南端に位置しています。 まずは、リロアンまで行く方法についてご紹介します。
フィリピン航でセブ島へ向かうのがおすすめ
一番のおすすめは、日本からフィリピン航空を利用する方法です。成田空港、中部空港、関西空港からセブ・マクタン空港への直行便が発着しており、わすが3時間~3時間半でセブ島に行くことができます。このルートはトランジットが不要なので初めて行く人でも安心です。
マニラ経由での注意点
上記3空港に加えて羽田空港からマニラを経由してセブ島に入る方法もあります。出国日のスケジュールや飛行機の運賃などで比較検討してみてください。
マニラを経由する場合、国際線、国内線ともにフィリピン航空を利用する場合でも一旦預入れに荷物をピックアップし、乗継者用のターンテーブルに乗せ換えるといった作業が必要です。
うっかり忘れてしまうと、セブ空港に到着した時に
「荷物が無い!!(;゚Д゚)<ドコヤー」
という可能性もあるので要注意です。
LCCは重量Overに注意
フィリピン航空はエコノミーでも、
- 受託手荷物は23kg×2個
- 持ち込み手荷物は7kg×1個
まで追加料金不要です。ダイビングの器材やカメラ、ハウジングなど十分に持ち込むことができるのは魅力ですね。
最近はLCCのセブパシフィックで「成田ーセブ」の直行便や「関西・名古屋・福岡ーマニラ」と「マニラーセブ」を組み合わせて、お得に旅行することもできます。
LCCなので機材を全て持ち込む場合は追加料金がかかりますが、事前に申請しておくと安くりますのでLCCのホームページをチェックしてみてください。
空港からの移動
セブ・マクタン空港からリロアンまでは車で約3~4時間です。バスもありますが、ダイバーは荷物も多いため送迎サービスを利用するのがおススメです。ダイビングを予約しているショップにお願いすると安心です。
ドゥマゲッティ空港から向かう方法もあるが・・・
セブ・マクタン空港を経由する以外にも、リロアンの対岸にある都市ドゥマゲッティ空港から、定期船でリロアンに入る方法もあります。
セブ・マクタン空港経由の場合は長時間の車移動が避けられないため、車が苦手な人にはこちらのルートがおススメです。
ただし、飛行機と船の乗継ぎが良くないため、ドゥマゲッティかマニラに1泊する必要があります。
セブ島にはない魅力がリロアンにはある
フィリピンで「安・近・短」でダイビングできる所と言えばセブ島です。一方、リロアンはフィリピンに入国してから移動時間がかかるため、日本出国からリロアン到着まで約6~7時間かかります。
長旅となりますが、それまでの移動が全く苦にならないほど素晴らしいリロアンの海が待っていますので、是非一度訪れてみてください。
アポ島のダイビングサイト紹介~ココナッツポイント(Coconut Point)、Cogon Point (コゴンポイント)~
前回に続きアポ島のダイビングサイトの紹介です。 今回が最後になります。
southeast-asia-de-diving.hatenablog.com
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ココナッツポイント(Coconut Point)
島の北側にある、アポ島で最も素晴らしいダイビングポイントの1つです。
時に強い潮流が生じるため、別名「ウオッシング・マシーン」として知られるこのポイントでは、アンカーを打たないドリフトダイビングになります。
スロープ状の地形に沿って、通常は西方向への流されるダイビングを行います。
最大水深は20m以上になり、アドバンスオープンウォーター(AOW)以上のライセンスを持っていることが望ましく、さらにドリフトダイビングの経験がある中・上級者を対象としているショップが多いです。
このポイントは、潮流のおかげで、獲物を狙うギンガメアジの巨大なトルネードやサワラ、イソマグロ、バラクーダ、ハナダイやフユージュラーの大群といった多くの水中生物の宝庫となっています。
例えば、スロープにサンゴが広がっているエリアには、大きなアオウミガメや縞模様のウミヘビ、ウミガメ級のカンムリブダイが生息しています。潮流からのシェルターになっている岩壁の間を走る水路から、ダイバーはワイドな水中ショーを存分に堪能することができます。
一方、スロープにカラフルなウミシダやサンゴが広がるエリアは、ブダイ、アカモンガラ、フエダイやアジといった多くの魚を見ることができ、ワイド派には最高のダイビングポイントです。
Cogon Point (コゴンポイント)
島の北東に位置するポイントで、1年を通じて入れるポイントです.
時折強い潮流が生じることがあり、最大水深34m、平均水深20m程度になるため、上級者向けのポイントになります。
エントリー後は南に向かう流れに乗ります。アポ島の他のポイントと同じように、緩やかなスロープ状の地形で砂地が広がっています。
浅場ではロクセンヤッコやウミガメを見ることができ、深度を落として行くと所々に魚が付いている大小の根があり、フォト派ダイバーに人気があります。
ここでのダイビングの目玉はなんと言ってもダイビングの終盤に見ることができる
ギンガメアジの巨大なトルネード(*'▽')<スゲェ
今現在、東南アジアでこれだけ巨大なギンガメアジのトルネードを見れるのはここ以外ほとんどないです(敢えて言うなら15年前のバリガサクで見ることできたのですが、今はめっきり減ってしまいました)。
ロウニンアジやカンムリブダイ、イソマグロといった大きな魚やモンハナシャコやソウシハギを見かけることもあります。
安全停止をする棚上には大きなテーブルサンゴやユビサンゴなどのハードコーラルが群生しており、ダイビングのスタートから終わりまで存分に楽しめるポイントです。アポ島随一のエキサイティングなポイントですが、ダウンカレントやアップカレントが入り組んだ複雑な潮が入ることもあるので、棚から離れすぎないようにするなど、注意が必要です。